かなりの育児ノイローゼである。
毎日、朝から食事をワザとひっくり返し、床に投げ、口に入れたものを出す。
おやつしか食べないと宣言し (ウチの子は、まだあんまり話せないのであるが、単語の頭文字は言うし、 「にゃ」 は 【嫌】 の事なので、 『ご、にゃ。 お!お!。』 との言葉から、 『ご飯はいらん!。おやつ寄こせ!。』 と言っていることがわかる。) 、おもちゃも本も投げ、私を叩く。家事の途中にワザと邪魔をし、叩いてはいけないと言われているモノ (PCや、プリンターなど) をワザと叩いたり、その上に乗ったりする。
これが、朝から晩まで続く。
おむつ交換時は相変わらず、大の時だけワザと暴れ、もはや私の左手では、子どもの両足を抑えることはできない。
外に連れ出せば、私の顔色を見ながら、ワザとお店の商品を投げて大笑いしている。
・・・・と言うわけで、私は毎日、大声で叱っている
(ときどき、 「叱らないで、無視してみたら。」 などと言われるが、沈黙するのはそれを容認したのと同じ、 「ダメなものはダメ」 だと伝えることに意味があると思う。
もちろん、叱る前にも対応はしている。たとえば、お店では、 「これは、お店の品物ではなくて、飾りだから、触ってはいけないモノなんだよ。壊れると困るから、置いておこうね。」 と言っている。そうすると、投げるのだ。投げようとした時点で、取り上げて叱れれば良い方で、投げてしまって壊したことも何度もある。 また、家の中では、突然気が変わって、笑いながら、私に向かっておもちゃや積み木を投げようとする。その時点で、 「投げたら壊れるかもしれないよ。それに、当たったら、痛いからやめようね。」 と、声をかけている。その言葉を理解していながら、その声掛けの前提があって、投げるのだから、怒られるのは当然だ。やろうとした時点で、怒ってしまうこともあるのだが・・・。) 。
しかし、これが、半年以上も続く (悪いことややってほしくないことを、「いけない」と理解した上でわざとやりだしてから、半年以上・・・と言うこと。実際は同じことを1年以上前からやっている。) と、私は、もはや限界で、先日かなりムカついてしまい、大声で怒鳴りながら、ドアを殴って壊してしまった (木製なので、割れちゃうんだよね。 子どもはそれを見て、私と壊したドアを交互に指さして笑い、その後に自分と自分が以前に壊したふすまを交互に指さして笑った・・・。どうやら、同じだと言いたいらしい・・・。そうだよ、お前のオヤジは、2歳児レベルだよ・・・。) 。
まあ、それだけではない。私は、ピリピリしてしまって、ちょっとしたことで必要以上に怒っているのだ。
これは、ヤバイ!。完全に、 “育児ノイローゼ” である。もはや、私のイライラが止まらないのだ。・・・そこで、 【園庭解放の日】 に参加している近所の市立保育園の、 【一時預かり】 を利用することにした。この時の為に、何度も同じところに通って、そこの職員さんに慣れさせてきたのだ (実際にあまり触れ合う時間は無いのであるが、長い間通うことで、ようやく子ども自身が “顔なじみ” のような意識を持てるくらいにはなってきた。) 。
で、次回の園庭解放に行った際に、保育園の園庭解放の担当保育士さんにその話をすることに決めた。
できれば週に1回、少なくとも3週に2回、いや3週に1回でもいい。6時間位の自由な時間を平日の昼間に過ごすことができれば、そんなに素晴らしいことはない。
『預ける』 って決めたら、すごく心が楽になった。私は、したいことを思い浮かべてウキウキな気分になっていた。
『単車借りて、 “ちょいツーリング” に行ってこよう。革ジャン、久しぶりに着れるなぁ~。』
とか、
『その前に、革ジャンの改造やっちゃおう。』
・・・・・・などと、考えていた。
次の園庭解放日までの4日間、育児ノイローゼから解放されたかのように、幸せな気分だった。次の園庭解放日、私は園庭解放の担当に保育士に、今の育児ノイローゼ状態を説明し、 【一時預かり】 のお願いを申し出た。
すると、
『ごめーん、2歳児クラスは定員だから、無理。』・・・だそうだ・・・。
まっ、名ばかりの制度って事だな・・・。
※※その晩、帰宅したカミサンにこの事を話すと、 『普通はそこで、他の保育所が空いていないか、問い合わせするでしょう!。そこまでして初めて、 “仕事としてのあたりまえの対応” だと思うんだけど!。信じられない!。』 ・・・と、怒り心頭。
前の担当の人は気も利いたし、前の人だったら、空きを探してくれたとは思う。だが、今の担当の人にそれを求めるのはちょっと無理だ (そういう人なのだが、非難するつもりもない。だって、どんな人でもこの貨幣経済の中に組み込まれている以上は、賃金を得なければならないのだから・・・。) 。
それに、他に空きがあったとしても、子どもが顔なじみになっていない所には、出せないからね・・・。
仕方がないね。※※