
2016年2月4日の投稿 【化学素材の中底は、結局ダメになる。】 で書いたが、
レッドウイングの pecos や一部モデルの発泡系の樹脂を使った中底 (インソール) は、
経年劣化なのか、使用したための劣化なのかはわからないが、使っていると劣化する。
・・その件に関しては、前述した過去の投稿を見ていただくとして、
そのインソール本体の劣化の前に、
カカト部分に申し訳程度に乗っている↓コレ↓

・・・が、剥がれてくる。
変な合成皮革で作られているから、反ってしまって剥がれてくるのだ。
今回、紹介するのは、家で一番新しいブーツ、
Red Wing 8156 のカカト部分の中敷きだ。
持っているブーツの中でもいちばん製造年が新しいだけでなく、
ついこの前に手に入れたばかりのデッドストック品だ。
製造は1999年製、もう少し前の革が厚いのがほしかったのだが、
これでもその後のモノよりまだマシだ (正確に厚みを計ったわけではないから、
何とも言えないが、シャフトを触った感じは、明らかに違う。) 。
新品ではあるが年月が経っているため、
このブーツの場合も手に入れた時から、コレが剥がれかかっていた。
コレが剥がれてきて (縁がめくれあがって、剥がれかかってくる) も、
構わずにそのまま履いていると、ズレてしまって、履きづらくなるだけだ。
剥がして、履けばいいのだが、気になる人もいるだろう (糊が残ることもあるし・・。) 。
そもそも、こういうモノは (ハンドソーンで靴を作っているような場合だと・・・
・・・私はそれしか知らない・・。) 、踵の積み上げを固定するためのペイス
(木製の釘状のモノ) のでっぱりを切り取った跡が、
足底に当たらないように取り付けるモノだ。
なので、私は、これまで剥がしたまま履いていた。
気になる人は、革で同じパーツを作って、接着しておけばいいだけだ。
誰でもできるので、気になる方はやってみて下さいね。
今回、これを貼ることにしたのは、術後の足底が痛むためである。
今回は、約1.7mm厚のカーフを使用したのであるが、
痛みのおきる箇所に当たる部分のみ、裏側からかなり薄く漉いておいた
(そこだけ切り取ろうと思ったのだが、見た目が悪いので・・) 。

・・で、出来上がったら、貼り付けて、完成。

インソールの樹脂が変質してくるまでは、これでよし・・。




