・本稿で言う『ジーンズ』は、デニム製衣料全般と、一般に定義されるジーンズセットアップの形を持った非デニム素材の衣料を指すこととします。
・本稿で言う『ジーパン』は、デニム製のパンツ全般と、一般に定義される
5 pocket jean (パンツ) のスタイルを持った非デニム素材のパンツを指すこととします。
・本稿は、普段の一人称 「オレ」 で述べさせて頂く事をお許しください。
(以下:本文)
【ジーパン保守】で書いた通り、
普段は 『民主主義と平和』 とか、 『自由と平等』 ・・などと言っているオレだが、
ジーンズの持つ 『自由』 や 『ブルーカラー』 の象徴と反する
『不自由』 な思想を持っている・・・ 『ジーパン保守』 なのだ。
とても恥ずかしいが、そうなのだ。
しかし、 『多種多様なジーパン』 に見向きもしない保守のオレでも、
昨今のベーシックなジーンズの愛好家の中に広がる、
【レプリカジーンズメーカー崇拝】の、
【ブランド愛好家的行動】には、辟易する!。
着こなしや、組み合わせを楽しもうともせずに、
『こいつ履いてりゃ安心。』 『コレ持ってりゃ安心。』 ・・ってな感じで、
値段の高い、“大多数の個を持たぬヤツラが騒ぎそうなモノ” だけを、
トントン・・っと、身に付けているだけの・・なんかそんな感じ。
レプリカジーンに、バイカーウオレット、
・・・レプリカメーカーのハワイアンシャツ もしくは、同 Tシャツ、
足元は、雑誌で持ち上げられているモノ・・・。
そこには、個性もこだわりも見えやしない・・・。
『キミ、本当にジーパン好きなのか?。
それとも、周囲に自慢するためにそのジーパン履いてんのか?。』
・・・って、訊いてやりたくなる!。
さらに、ビンテージの良さもわからないのに、
自慢するためにビンテージジーンズを求める、
【高価格の品 崇拝】の、
【ブランド愛好家的行動】にも、辟易する!。
・・・そんなヤツ、いるのかよ? ・・って、思ったんだけど、
アメリカ古着を扱ってる店をやってる友人や先輩、過去に世話になった知人の古着屋のオーナーさん、また直接は知り合いではないが、友人の “友人や知人” の店やってる人からのまた聞きの話なんかでよく聞くのだ。
・・・話によると、店に入ってくるなり、
『この店には、ビンテージありますか?。』 ・・って訊くらしいのだ。
本当に好きなら、見ればわかるハズなのに・・・。
そういう風潮に違和感を感じるから、80年代から90年代のアメリカ製のジーパンを、主に履いているのではない。
501で言えば、80年代中期以降のモノは、
ちょうど自分の体形や着方に必要な股上の深さがあって、
かつ、膝下が広すぎず狭すぎない細身のストレートがジャストフィットのハワイアンシャツと合うからである
(但し、この頃のモノは、L38以上の長いレングスのものを裾上げして、L34くらいにする方が自分にあっていると思うし、好きなので、そうしてる。) 。
また、ワーク系のウェアに合わせる場合は、66モデル以前ならば、
深い股上があって、膝から裾までは太めのラインを出すからだ。
・・ってな具合に、本当にジーンズが好きな人は、自分なりの意見を持っていると思うのだ。
今どきのアメカジ好きは、どいつもこいつも・・・とは言わないまでも、
あんまり自分の意見がないように見えるのだ。




