コピーが終わって車に乗り込んだら、電話がかかって来たので、
数分間通話。
電話を切って、バックギアに入れ、車を出した。
車を動かす前に、当たり前のように左右の車を確認した。
左右の車には人が乗っていたが、スマートフォンを操作していたので、
【動かすつもりはない。】 と、判断して、私は車を出した。
少し走って、信号交差点を左折。
左折すると、私の住んでいる町 (所謂、昔の「ムラ」を中心とした住宅街) だ。
この道に入ってくる車は、
【住人】 と 【「抜け道」 として利用する人】 のどちらかしかいない。
後者は、住宅街にもかかわらずスピードを出し、
煽るように車間距離を詰めてくるので、私はこの道に入ったら、後方を確認する。
後ろに来たのは、コンビニで左隣にいた車のようだ。
『・・・おかしい。アイツは、スマートフォンに夢中だったはずだ。
オレが、左右の車を確認したのが、気に障ったのか?、DQNめ!。
ちょっと仕掛けてみるか・・・。』
私は、右ウインカーを出す。次を右折したら、家は3軒しかない。
その3軒を過ぎたら、田んぼしかない。
後ろの車も右ウインカーを出した。
私は、交差点に差し掛かると、ウインカーを切って直進した。
『つけられてる。』・・と、思われたくなくて、一旦右折するような奴なら、
対処は簡単だ。
・・・しかし、後ろの車は、ウインカーを切って、直進してついてきた。
こういう奴は、ドンドン自信を深めていって、最終的には抑えが効かなくなる。
対処は早い方がいい。
私は、オーバーオールの上からベルトをして、ストラップを外した。
ビブを垂らしたら、ストラップとビブをベルトに巻き込み、Tシャツの裾を出した。
右ウインカーを出して、右折した。
その先には1軒も家はない。 田んぼと畑の ど真ん中の道だ。
後ろの車も私に続いて右折してくる。 車間距離は40mくらいだ。
農道の交差点を2つ超えた後、ブレーキランプを付けないように、
ハンドブレーキで車を停車させ、すぐに私は車から降りた。
Tシャツの袖をまくり上げ、三角筋をむき出しにして、上肢帯に力を入れ、
軽いファイティングポーズを取る。
もちろん、後ろの車を睨みつけながら。
後ろの車の小僧は戦意喪失したらしく、
わざとらしく口笛を吹きながら、左折して去って行った。
・・・・・アホンダラめ・・・。
オーバーオールを着ている時に限って、ケンカを売られる。
顔が怖いので、直接ケンカを売られることは少ないのだが、
ケンカを売られる時は、大概、私がオーバーオールを着ている時だ。
つまり、DQNの認識では、
オーバーオールは、
【屈強な労働者の着るワークウェア】ではなくて、
【かわい子ぶった、
ナヨナヨした精神のヤツが着るモノ】
・・らしい。
私は、経験からそれを知っていたので
(『女の着るようなモノ着やがって、カワイイつもりかよ。』 ・・って、
ケンカを売ってきたDQNに言われたことがある。) 、
ビブを外してから車外に出たのだった。
一口にアメカジと言っても、いろいろあるが、
(ジーンズ好きな人の何割かはそうであると思うが) 私はワークウェアが好きだ。

オーバーオールは、沢山持ってる。 ↑ これ ↑ は、持ってるオーバーオールの半分くらい。
好きなモノを着ていて、
メンドクサイことに巻き込まれるのは、
本当に困る。
ホント、DQNって、アホだよな!。
なっ~ん・・にも、考えて無いんだろうな。
・・・仕方ねーか、一般の人もあんまり考えてない人ばっかりだもんな。
何にも考えられない、マトモな答弁の1つもできない、
門前払い答弁で回答拒否の総理大臣が選ばれるくらいだからな・・・。




