※未UPの原稿は依然としてあるが、とりあえずは報告である。その9※
前回の投稿の続きである。
いよいよ入院である。
手術日の前日に入院し、
入院直後の午前中に放射線同位体を摘出部に注入する。
数カ所に分けて注射するのだが、もちろん痛い。
シンチグラフィーを行うのだ。
わかりやすく説明したい・・・とは思うが、
如何せん私の文章だ・・・自信は無い (以下) 。
まず、リンパについて。体液が流れている管である。
身体の中の管は、血管だけではないのだ
(私も、学生になった時に初めて知って、ビックリした。) 。
癌細胞がリンパ管を通って転移することを、 【リンパ行性転移】 と言うのだが、
このリンパ管というルートを通ると、
リンパ管の所々にあるリンパ節という、休憩所みたいな所に癌細胞は転移する。
癌の発生した場所から、近くのリンパ管に癌細胞が乗ると、
まず1つ目に転移するリンパ節があるのだが、
それがどのリンパ節なのかを特定して、そこを切除するのが、
今回のタイトルにある 【センチネルリンパ節切除術】 だ・・そうだ。
それを、腫瘍の (私の場合は、腫瘍のあった部分の周りの皮膚) 切除と
同時に行うのだ。
その特定に使うのが、放射線同位体である
(同位体については、またの機会に・・。
原子の世界の話がわかれば、原発のことなどは、すんなりと理解できるよ。) 。
午前中に注射した放射線同位体がどこに集まっているかを、夕方に特定した。
私の場合は、鼠径リンパ節であった。
実は、手術も終わっている今現在、ほんの少~しだけ不安が残っていることがある。
この部分にはリンパ節が幾つかあるのだが、
『果たして摘出したモノが、本当に1つ目に転移するリンパ節だったのかどうか?。』
・・・・が、心配なのだ。
夕方に部位を特定した時と、夜に病室でポータブル測定器で部位を確かめた時は、
ビミョーに場所が違ったからなのだ。
だが、オペの時もポータブル測定器で再度位置を確かめてから
メスを入れていた (そこは覚えているのだが、その後が思い出せない・・・。) し、
たぶん大丈夫だとは思うのだ。
しかし、私はオペ中に麻酔科医と楽しく話しながら、
モニターを見ていたのであるが、あまりにもおしゃべりに夢中だった (笑) ことと、
最初に入っていた鎮静剤の為に丁度その頃は、
あまりしっかりとした意識ではなかったことも相まって、私自身が確認を怠ったのだ。
たぶん、取り出したリンパ節にも、測定器を当てて確かめていたとは思うけど・・・。
・・・疑い深い私は、自分の目で確かめないと気が済まないのだ。
カミサンは、↑このこと↑を聞いて、
『そんな事を気にしてたの!・・癌ができるわけだわ・・。』
・・と、呆れていた・・・。
ついでに言うと、時折、学生さんがモニターの前に居て、
私からモニターが見えなくなった時に、
モニターの前にいる学生さんに、『オレにもモニター見せてくれ。』
・・って、言えばよかったのか?。
Iさんは、『「学生さん、モニター見えないからどいて」・・って、
言えばよかったのに。』 ・・・などと私に言ったが、
麻酔で動けない身体・・・つまり攻撃を防げない状態のまま、
人と接しているだけでも私には不安だったので、
そんな生意気そうなことを言えるハズがない。
・・・・これまでの人生の経験から、人を信用していない私。
そんな私にとって、今回の入院での一番の不安とは、
まさにこの麻酔下での自分自身の状態のことだったのだ
(次回はこのことについて) 。
つづく




前回の投稿の続きである。
いよいよ入院である。
手術日の前日に入院し、
入院直後の午前中に放射線同位体を摘出部に注入する。
数カ所に分けて注射するのだが、もちろん痛い。
シンチグラフィーを行うのだ。
わかりやすく説明したい・・・とは思うが、
如何せん私の文章だ・・・自信は無い (以下) 。
まず、リンパについて。体液が流れている管である。
身体の中の管は、血管だけではないのだ
(私も、学生になった時に初めて知って、ビックリした。) 。
癌細胞がリンパ管を通って転移することを、 【リンパ行性転移】 と言うのだが、
このリンパ管というルートを通ると、
リンパ管の所々にあるリンパ節という、休憩所みたいな所に癌細胞は転移する。
癌の発生した場所から、近くのリンパ管に癌細胞が乗ると、
まず1つ目に転移するリンパ節があるのだが、
それがどのリンパ節なのかを特定して、そこを切除するのが、
今回のタイトルにある 【センチネルリンパ節切除術】 だ・・そうだ。
それを、腫瘍の (私の場合は、腫瘍のあった部分の周りの皮膚) 切除と
同時に行うのだ。
その特定に使うのが、放射線同位体である
(同位体については、またの機会に・・。
原子の世界の話がわかれば、原発のことなどは、すんなりと理解できるよ。) 。
午前中に注射した放射線同位体がどこに集まっているかを、夕方に特定した。
私の場合は、鼠径リンパ節であった。
実は、手術も終わっている今現在、ほんの少~しだけ不安が残っていることがある。
この部分にはリンパ節が幾つかあるのだが、
『果たして摘出したモノが、本当に1つ目に転移するリンパ節だったのかどうか?。』
・・・・が、心配なのだ。
夕方に部位を特定した時と、夜に病室でポータブル測定器で部位を確かめた時は、
ビミョーに場所が違ったからなのだ。
だが、オペの時もポータブル測定器で再度位置を確かめてから
メスを入れていた (そこは覚えているのだが、その後が思い出せない・・・。) し、
たぶん大丈夫だとは思うのだ。
しかし、私はオペ中に麻酔科医と楽しく話しながら、
モニターを見ていたのであるが、あまりにもおしゃべりに夢中だった (笑) ことと、
最初に入っていた鎮静剤の為に丁度その頃は、
あまりしっかりとした意識ではなかったことも相まって、私自身が確認を怠ったのだ。
たぶん、取り出したリンパ節にも、測定器を当てて確かめていたとは思うけど・・・。
・・・疑い深い私は、自分の目で確かめないと気が済まないのだ。
カミサンは、↑このこと↑を聞いて、
『そんな事を気にしてたの!・・癌ができるわけだわ・・。』
・・と、呆れていた・・・。
ついでに言うと、時折、学生さんがモニターの前に居て、
私からモニターが見えなくなった時に、
モニターの前にいる学生さんに、『オレにもモニター見せてくれ。』
・・って、言えばよかったのか?。
Iさんは、『「学生さん、モニター見えないからどいて」・・って、
言えばよかったのに。』 ・・・などと私に言ったが、
麻酔で動けない身体・・・つまり攻撃を防げない状態のまま、
人と接しているだけでも私には不安だったので、
そんな生意気そうなことを言えるハズがない。
・・・・これまでの人生の経験から、人を信用していない私。
そんな私にとって、今回の入院での一番の不安とは、
まさにこの麻酔下での自分自身の状態のことだったのだ
(次回はこのことについて) 。
つづく





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