※未UPの原稿は依然としてあるが、とりあえずは報告である。その20※
前回の退院後の話の続きである。また、前々回の杖の話の続きでもある。
処置をしたガーゼ部分は必然的に盛り上がるので、
床反力や体重を直接受けることになる。
圧がかかると当然ながら痛いし、創部の肉芽形成にも多少なりとも影響はあるだろう。
・・・と、言う訳で、立位保持の際や歩行の際には、
患側は創部を避けて接地することとなる。
話は、いささかズレるが・・・・・
時々、靴関係の記事にも載っているので騙されているのであろうが、
靴を作っている奴がよく言うのが、
『シャンクは靴のフマズ部分の落ち込みを抑える。』 ・・・って事だ。
だが、そんなはずはない!。
初めて靴を作る前に、何足も靴を解体した時
(ちょうど、クビになったガッコに通い始める1年ほど前~ガッコの3年までの頃だ。)
に、残っていたシャンクなど無かった。
“サビの茶色の粉” が出て来るだけだった。
そして、その状態でも、靴のフマズ部分が落ちることなど無かった
(支えることができるほど長くもないし、ただのSPCの薄板だし、
職人によってはハンマーで波型潰して板金効果による強度無くすし・・・。) 。
はるか昔、ガッコで授業を受けた時に、解剖学の教授が言ってた・・・・
『立位では、踵に約7割、ココの部分 (中足指節関節から母指球までの所) で約3割、
体重を分散して支えてる。それ以外の場所はほとんど力がかかっていない。
この2カ所が9割以上の力を支えている・・・。
歩行においても、いわゆる土ふまずの部分や、その外側部分には、
ほとんど体重がかかることはなく、この2カ所で・・・・・』
・・・って。
・・・何を言いたいのかと言うと、
現在の私の状態は、
・体重の半分を “元来3割しか負荷が掛からない部分” で、支えている。
・歩行時は患側立脚相全域にわたって、ココに体重がかかり続ける。
・・・と言う事である。
つまり、私の作る靴にシャンクが入っていない理由 (の一部) もおわかりだろうが、
現在の私の患側の負荷の状態がわかるだろう。
創部ではなく、ココもかなり、痛むくらいなのだ。
・・・で、あるので、体重分散の為に、杖歩行を続けているのだ
(患側立脚相で、杖に体重を分散させているのだ。)。
しかし、ゆくゆくは創のある部分も接地させて、
できるだけ通常の歩行に近い状態に持っていきたいところだ。
そのため、できるだけ負担を減らしたいと思い、
退院から1週間後に↓コイツ↓を作った。

※ZIPPOは、大きさがわかりやすい様に置いた。※
材料は、発泡ポリスチレン (EVA・・・って言われてるヤツだ。) 。
患側の足底に合わせて、削り出しで仕上げた。
製作時間は40分もかかった。
包帯だけでも、入るブーツが限られる (旧マッコイのモンキーしか入らない・・。) のに、
コイツを装着した日にゃ、ブーツは履けない。
仕方がないので、家の中用にした。
なかなかよかった。
だが、積極的に足底を接地出来るわけではなかった (痛いのだ!。) 。
皮がはった現在は、コイツを装着していれば、室内なら特に痛くはない。
踵のサイズが大きい唯一のブーツ (旧マッコイのモンキー。) では、
包帯が無くなった為、使用可能。その場合は普通に歩けそう・・
(左右差が出るため、使用していない。使用するなら、健側のも作らなきゃ・・。
まるで、シークレットブーツみたいだな・・・。笑)。
今後、どうやって行くかは思案中だ。
これをベースに、他の靴 (・・と言うか、ブーツだ。私はブーツしか履かない。)
でも履けるような圧分散の小物を作ることと、
今後作る自分用の靴には何らかの反映をさせたいと思っている。
こういうモノって、どこの医療機関でも作ってくれないし、相談に乗ってくれない。
ガッコを卒業後、臨床で働きながら、一通りイロイロ資格を取って、
ゆくゆくは、診察後にこういうモノをそれぞれの患者さんに合わせて作る
・・・そんな、これまでに無かった事業所を立ち上げることが、
学生だった頃の私の野望だったんだよな・・・・。
『〇〇〇〇(私の名)総合リハビリテーション研究所』
・・・って、名前で・・・。
ガッコをクビになって、この夢は儚く露と消えたけど・・。
・・・あ~あ、思い出しちまったぜ・・。
思えば、アノ頃の私の最終目標は、今の年齢での独立だったんだよなあ~
(ため息も出ねぇよ。苦笑) 。
次回も瘢痕形成と歩行と靴とについて・・・。
つづく


前回の退院後の話の続きである。また、前々回の杖の話の続きでもある。
処置をしたガーゼ部分は必然的に盛り上がるので、
床反力や体重を直接受けることになる。
圧がかかると当然ながら痛いし、創部の肉芽形成にも多少なりとも影響はあるだろう。
・・・と、言う訳で、立位保持の際や歩行の際には、
患側は創部を避けて接地することとなる。
話は、いささかズレるが・・・・・
時々、靴関係の記事にも載っているので騙されているのであろうが、
靴を作っている奴がよく言うのが、
『シャンクは靴のフマズ部分の落ち込みを抑える。』 ・・・って事だ。
だが、そんなはずはない!。
初めて靴を作る前に、何足も靴を解体した時
(ちょうど、クビになったガッコに通い始める1年ほど前~ガッコの3年までの頃だ。)
に、残っていたシャンクなど無かった。
“サビの茶色の粉” が出て来るだけだった。
そして、その状態でも、靴のフマズ部分が落ちることなど無かった
(支えることができるほど長くもないし、ただのSPCの薄板だし、
職人によってはハンマーで波型潰して板金効果による強度無くすし・・・。) 。
はるか昔、ガッコで授業を受けた時に、解剖学の教授が言ってた・・・・
『立位では、踵に約7割、ココの部分 (中足指節関節から母指球までの所) で約3割、
体重を分散して支えてる。それ以外の場所はほとんど力がかかっていない。
この2カ所が9割以上の力を支えている・・・。
歩行においても、いわゆる土ふまずの部分や、その外側部分には、
ほとんど体重がかかることはなく、この2カ所で・・・・・』
・・・って。
・・・何を言いたいのかと言うと、
現在の私の状態は、
・体重の半分を “元来3割しか負荷が掛からない部分” で、支えている。
・歩行時は患側立脚相全域にわたって、ココに体重がかかり続ける。
・・・と言う事である。
つまり、私の作る靴にシャンクが入っていない理由 (の一部) もおわかりだろうが、
現在の私の患側の負荷の状態がわかるだろう。
創部ではなく、ココもかなり、痛むくらいなのだ。
・・・で、あるので、体重分散の為に、杖歩行を続けているのだ
(患側立脚相で、杖に体重を分散させているのだ。)。
しかし、ゆくゆくは創のある部分も接地させて、
できるだけ通常の歩行に近い状態に持っていきたいところだ。
そのため、できるだけ負担を減らしたいと思い、
退院から1週間後に↓コイツ↓を作った。

※ZIPPOは、大きさがわかりやすい様に置いた。※
材料は、発泡ポリスチレン (EVA・・・って言われてるヤツだ。) 。
患側の足底に合わせて、削り出しで仕上げた。
製作時間は40分もかかった。
包帯だけでも、入るブーツが限られる (旧マッコイのモンキーしか入らない・・。) のに、
コイツを装着した日にゃ、ブーツは履けない。
仕方がないので、家の中用にした。
なかなかよかった。
だが、積極的に足底を接地出来るわけではなかった (痛いのだ!。) 。
皮がはった現在は、コイツを装着していれば、室内なら特に痛くはない。
踵のサイズが大きい唯一のブーツ (旧マッコイのモンキー。) では、
包帯が無くなった為、使用可能。その場合は普通に歩けそう・・
(左右差が出るため、使用していない。使用するなら、健側のも作らなきゃ・・。
まるで、シークレットブーツみたいだな・・・。笑)。
今後、どうやって行くかは思案中だ。
これをベースに、他の靴 (・・と言うか、ブーツだ。私はブーツしか履かない。)
でも履けるような圧分散の小物を作ることと、
今後作る自分用の靴には何らかの反映をさせたいと思っている。
こういうモノって、どこの医療機関でも作ってくれないし、相談に乗ってくれない。
ガッコを卒業後、臨床で働きながら、一通りイロイロ資格を取って、
ゆくゆくは、診察後にこういうモノをそれぞれの患者さんに合わせて作る
・・・そんな、これまでに無かった事業所を立ち上げることが、
学生だった頃の私の野望だったんだよな・・・・。
『〇〇〇〇(私の名)総合リハビリテーション研究所』
・・・って、名前で・・・。
ガッコをクビになって、この夢は儚く露と消えたけど・・。
・・・あ~あ、思い出しちまったぜ・・。
思えば、アノ頃の私の最終目標は、今の年齢での独立だったんだよなあ~
(ため息も出ねぇよ。苦笑) 。
次回も瘢痕形成と歩行と靴とについて・・・。
つづく





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