ジーンズは、履き込んでイイ色になった頃が、生地が一番弱くなる頃でもある。
この DENIME も、15年ほど前に、穴をリペアして、
穴の周りの弱った生地にも補強を入れて、履かずにしまっておいたものだ。
イイ色なので、履きたくなるのであるが、
履いたら1~2日で新しい破れが出て来るのは確実だ。
ちゃんと洗剤を入れて洗濯し、皮脂を落としてあるジーンズであっても、
ここまでボロになれば、すぐに破れる・・・・ということだ。
・・・ってなことで、ボロくなったジーパンは、
リペア後は畳んで積み重ねてあるだけなのであるが、
ときどき、履いてしまう。
今回も、誘惑に負けて履いてしまった 旧ドゥニーム のジーパンなのだが、
やはり、履いて20分弱、玄関でブーツを履こうと膝を曲げた途端、
『ビリッ』 ・・と、破れたのであった
(写真は、正にその直後。玄関に置いてあったカメラで撮った。) 。

前回の修理時は、確か#60の糸を切らしていて#30でやってるから、目立つ・・。
次の日、修理前に、床に広げてみる。
“履き伸び” があるのがわかる。

この “履き伸び” があるので、必ずしっかりと洗濯をして、
“伸び” を元に戻してからリペアをする。
そうしないと、リペア部分にしわが入る。
・・・と、いうことで、修理を頼まれると、理由を説明し、
『必ず洗濯したものを・・』 ・・と、念を押すのであるが、
洗濯をしていないのに、 『洗濯しました。』 とかデタラメを並べるヤツもいる。
クビになったガッコの年下の同級生は、どいつもこいつもそうであった。
ガッコをやめた現在は、友人以外からは受け付けていないのであるが、
友人の紹介で、 『どうしても・・お願いします・・。』
・・ってな感じで頼んでくる若いヤツの依頼を
シブシブ引き受けたりすると、決まって洗っていない。
足を通して汗が浸みこんだり、トイレでチッコが飛び跳ねたりしているモノを、
洗わずに他人に修理に出す・・・・という精神が理解できないのであるが、
そういう時は、洗濯はウチでやって、洗濯代500円を上乗せして請求してきた。
・・ってな訳で、最近は、そこんとこをしっかりわかっている友人からのリペアしか
引き受けないことにしている。
友人であっても、たまにいるのだが、ちゃんと洗濯していないヤツや、
洗濯後もなんだかシマリのないジーパンになってしまっている、
柔軟剤に騙されているヤツからのリペアは引き受けないことにしている
(柔軟剤の件は、あのヒドイ香料で鼻水も出るし、本当に困る。
また、バイオ洗剤のクサイ香料に騙されているヤツからの依頼も
私と家族の健康上の問題があるので、なんやかんやと適当な理由を付けて
お断りしている。) 。
・・・と、話がまたまた脱線したが、
↓洗濯後である。

洗濯をすると、少しフサフサっとほつれが出るが、仕方がない。
しわ入りのリペアになるのはゴメンだ。
↓裏から見た所。以前のリペアと補強の ごく薄のあて布がわかる。

アイロンを当てて、しわひとつ無いように伸ばす。
フサフサした経糸の部分を切り落とし (横糸は残す) 、
今回のリペア部分に、前回と同じ ごく薄のあて布をあて、ミシンをかける。
まずは、1色目。

(今回は、この1色目と2色目を、
中央部分の色の薄い所にもステッチしてしまったのが失敗であった。)
次、2色目。

3色目。 縫い始めと終わりの、返し縫いの部分は、やはり目立つ。

4色目。

5色目で仕上げ。

この5色目も、ちょっとやり過ぎた・・・。
まあ、『イイ出来』・・とは言い難いが、
どうせ、履いたら、また修理になっちゃうから
履かずにしまっておくだけなので、・・まあ、いいか・・・。



この DENIME も、15年ほど前に、穴をリペアして、
穴の周りの弱った生地にも補強を入れて、履かずにしまっておいたものだ。
イイ色なので、履きたくなるのであるが、
履いたら1~2日で新しい破れが出て来るのは確実だ。
ちゃんと洗剤を入れて洗濯し、皮脂を落としてあるジーンズであっても、
ここまでボロになれば、すぐに破れる・・・・ということだ。
・・・ってなことで、ボロくなったジーパンは、
リペア後は畳んで積み重ねてあるだけなのであるが、
ときどき、履いてしまう。
今回も、誘惑に負けて履いてしまった 旧ドゥニーム のジーパンなのだが、
やはり、履いて20分弱、玄関でブーツを履こうと膝を曲げた途端、
『ビリッ』 ・・と、破れたのであった
(写真は、正にその直後。玄関に置いてあったカメラで撮った。) 。

前回の修理時は、確か#60の糸を切らしていて#30でやってるから、目立つ・・。
次の日、修理前に、床に広げてみる。
“履き伸び” があるのがわかる。

この “履き伸び” があるので、必ずしっかりと洗濯をして、
“伸び” を元に戻してからリペアをする。
そうしないと、リペア部分にしわが入る。
・・・と、いうことで、修理を頼まれると、理由を説明し、
『必ず洗濯したものを・・』 ・・と、念を押すのであるが、
洗濯をしていないのに、 『洗濯しました。』 とかデタラメを並べるヤツもいる。
クビになったガッコの年下の同級生は、どいつもこいつもそうであった。
ガッコをやめた現在は、友人以外からは受け付けていないのであるが、
友人の紹介で、 『どうしても・・お願いします・・。』
・・ってな感じで頼んでくる若いヤツの依頼を
シブシブ引き受けたりすると、決まって洗っていない。
足を通して汗が浸みこんだり、トイレでチッコが飛び跳ねたりしているモノを、
洗わずに他人に修理に出す・・・・という精神が理解できないのであるが、
そういう時は、洗濯はウチでやって、洗濯代500円を上乗せして請求してきた。
・・ってな訳で、最近は、そこんとこをしっかりわかっている友人からのリペアしか
引き受けないことにしている。
友人であっても、たまにいるのだが、ちゃんと洗濯していないヤツや、
洗濯後もなんだかシマリのないジーパンになってしまっている、
柔軟剤に騙されているヤツからのリペアは引き受けないことにしている
(柔軟剤の件は、あのヒドイ香料で鼻水も出るし、本当に困る。
また、バイオ洗剤のクサイ香料に騙されているヤツからの依頼も
私と家族の健康上の問題があるので、なんやかんやと適当な理由を付けて
お断りしている。) 。
・・・と、話がまたまた脱線したが、
↓洗濯後である。

洗濯をすると、少しフサフサっとほつれが出るが、仕方がない。
しわ入りのリペアになるのはゴメンだ。
↓裏から見た所。以前のリペアと補強の ごく薄のあて布がわかる。

アイロンを当てて、しわひとつ無いように伸ばす。
フサフサした経糸の部分を切り落とし (横糸は残す) 、
今回のリペア部分に、前回と同じ ごく薄のあて布をあて、ミシンをかける。
まずは、1色目。

(今回は、この1色目と2色目を、
中央部分の色の薄い所にもステッチしてしまったのが失敗であった。)
次、2色目。

3色目。 縫い始めと終わりの、返し縫いの部分は、やはり目立つ。

4色目。

5色目で仕上げ。

この5色目も、ちょっとやり過ぎた・・・。
まあ、『イイ出来』・・とは言い難いが、
どうせ、履いたら、また修理になっちゃうから
履かずにしまっておくだけなので、・・まあ、いいか・・・。





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