生意気な中・高生の頃、
ジーパンのヒップポケットには、必ずバンダナを入れていた。
折りたたまれたバンダナのふっくらとした折り曲げ部分が、
ポケットの上端から、15mmくらい出るようにしていた。

いかにふっくらと見せるかにも、こだわっていた。
・・・そして、
それは、今でもやっていることだ
(こんな人、もう私しかいないよ。苦笑)。
いい歳してから進学した学生時代は、若い子たちには それ が珍しいらしく、
『それ、きれいっスね。』 とか、 『ハンカチっスか?。』 とか、
『カッコイイっスね。』 ・・・などと、声をかけられた。
気を良くした私は、若い子に言われるたびに、
『やるよ。』 ・・・と、言って、あげていた。
私のバンダナ歴は、小学校3年生の頃からなので、
今は手に入らないUSAメーカーの made in U.S.A のモノが、
かなりあったのだが、そのほとんどは、若い子にあげてしまった。
今となっては、悔やまれる
(退学してヒマになってから、 made in U.S.A のバンダナが、
ほとんどなくなっていることに気が付いたのだった・・・。) 。
現在、アメリカで生産しているのは、
HAV-A-HANK とか、 THE PRINTED IMAGE とか、数社だけだ。
だから、ガッコをやめてから、買いなおしたバンダナは、
そのほとんどが HAV-A-HANK だ。
今のバンダナは、辺の処理は細かいロックになっているが、
いくら空環が解れにくいとは言っても、何度も使うと解れてくる ↓ 。

こうならない為にも、新品の時に、空環を火であぶって、
溶けた糸を指で潰して解れないようにしてしまうことを、
お勧めします ↓ (ちょっと熱いけど・・・。) 。

しかし、大雑把な made in U.S.A なので、
この ↓ ジャイアントバンダナのように、新品状態からこんなことも・・・。

また、
↓ 20年程前までのバンダナは、辺を三つ折りにして縫ってあるモノもあるが、

裏返すと・・・
折り幅が小さいので、使っているうちに解れてくる ↓ 。

だから、私はハンカチを作る時は
(カミサンと子どものハンカチは、私が作っている。私のハンカチは、バンダナ。) 、
ラッパを使って細い折り巾にして縫わずに、
4mm以上の巾で三つ折りにして作っている
(以前は、極細のラッパを使ってハンカチを作っていたのだが、
頻回の洗濯に耐えられないのは困る。) 。
・・・と、言うわけで、
解れてきたバンダナは、
4mm巾で折り返して縫ってしまいます。
↓ 4mm巾で折り返して、アイロンをかける。

・・って、見にくいよね・・・。すみません。
縫う。 ↓ 薄地なので、糸は#60、針は#9。

元々三つ折りで、解れてきたバンダナは、3mm巾で ↓ 。

これで、長持ちするハズ!。
何度も、 【解れ→折りふせ縫い】 を繰り返し、柄の部分まで辺が来てしまった
古いバンダナも大切に使ってる。
一生バンダナに困らない位の数を持ってるし、こんな修理をしなくても、
私の生きている間はもつと思うのだが、
物は何でも、こういったメンテナンスをしながら、長持ちするように使うべきだ
・・・と、思っている。
持っていない色とか柄のバンダナを見かけると、欲しくなってしまう。
これも、一種の依存症なのかもしれない・・・。





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