『私や妻が関係していたということになれば、
間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、
はっきりと申し上げておきたい。』
アベ・ハートの2017年2月17日の国会でのこの答弁は、
私も、その少し後に大阪のカレー屋のテレビで見た。
先のアベの答弁の数日後、2017年2月24日に、
財務省理財局長、佐川宣寿は、『記録はのこっていません。』、
『近畿財務局と森友学園の交渉記録というのはございませんでした。』
・・・と、虚偽答弁を繰り返した。
この2日後の2017年2月26日に、財務省は公文書の改竄を始めた。
その日、赤木さんは、電話で呼び出されたそうだ。
今回やっと公開された、改竄に疑問を持った赤木さんが、
改竄の記録として残す為に作成したという、所謂 【赤木ファイル】 。
裁判所が国に提出を命じるまで、存在すらも認めなかったこのファイルを、
公務員の倫理観に従い、忙しい中事実を整理しまとめ上げた 赤木俊夫 さん。
ファイルには、
『本省が修正作業を行う。
本省の指示に従い調書、経緯の原本の差し替え、修正。
現場の問題認識としてすでに決済済みの調書を修正することは
問題があり行うべきでないと本省審理室担当補佐に強く抗議した』
『佐川理財局長への説明過程や同局長からの指示等の詳細が当局に還元されず、
詳細が不明確なまま本省審理室担当補佐から
その都度メールで投げこまれてくるのが実際。作業過程を下記の通り記録しておく』
・・・と、書いてあるらしい。
真面目な人間が上に立たない世の中で、
真面目に 『事実を残しておかなければ・・。』 ・・・と、考えたのだろう。

こういうのを職員に配っていても、上に行けば行くほど、守る気もないし、
守る気の無いようなヤツほど出世するんだろうな・・・。
そして、出世すればするほど、「自分が我儘を通してもいい。」 ・・・と、
錯覚するんだろうな・・・。
自民党と、その補完勢力の政治屋も同じだ。
2018年3月、佐川は辞任し、財務省は改竄を認めた。
にもかかわらず、佐川をはじめ、改竄を指示した者を、検察は不起訴とした。
権力に近い人間ほど、守られるし、得をする。
アベと言う権力者が、首相をやめたのは、別件だし、
議員は続けている・・・。
・・・だからと言って、権力の提灯持ちをしても、
一般人は損しかしないと思うけど・・・。
だからこそ、我々一般人は、権力を監視して、批判しなければならない。
参照:改ざん指示に“抵抗”する様子も 元職員の『赤木ファイル』開示





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