今の専業主夫の状態になる前は、学生をしていた。
その前はアルバイトでなんとか食いつないでいた。
身を削ってアルバイトをして、やっと稼いだ年収は130万位であった。
家賃を払って、車の維持費を貯めこんで (田舎では、車がなければバイトにもありつけない) 、つつましい生活をしながら、必死で生きていた
(車は毎回もらいものであった)。
休日に時間をずらして、数社の面接を受け、毎週のように職を探し歩いた。
私たちの世代は、ちょうどバブルが崩壊した時に就職だった事もあり、簡単に仕事は見つからなかった。
そのため、私のような、まともな職歴のない人間もかなり存在すると思う (私の場合は、高校卒業と同時に、無認可の施設を作っていたので、まともな職歴がないのだが・・) 。
23歳の頃から、そんなギリギリの生活を続けていた。
経験していない人には、想像も付かないらしく、色々な人からその人たちの勝手な想像で、お叱りを受けた。
『本気で職を探していない』 とか、 『選ばなければ仕事はあるのに』 だとか、 『危機感が足りない』 など・・・まるでストレスをぶつけるのが目的のように、ねちっこく言われ続けた。
どいつもコイツも、私が状況を長々と説明をしても、次の日にはまた同じ事を言うのだ。
(仕事に対する偏見などについては、機会を改めて書かせていただく)
中でも、カミサンの両親には毎回、
『毎日遊び歩いて・・』
『仕事くらいしろ!』
と、言われていた。
私が、生活費をアルバイトで稼いでいる事は、
『そんなものは、仕事じゃない!』
と、言われていた。
ということで、 「生活のために一日14時間も拘束されてアルバイトをしている事」 や、 「就職活動をしっかりやっている事」 などを、何度話しても、聞き入れてもらえなかった
(私の説明の後は、毎回、よくわからない理屈や単語を並べて誤魔化されていた) 。
また、それを理由に結婚も認めてもらえなかったのだが、その事は無視して既成事実を積み重ねた。
資格を取りに進学すれば、『落第などしないように、これまでみたいな遊び半分の気持ちでやるなよ』
などと、何年にもわたって言われた (これまでは“遊び半分”なんかじゃないし・・・。それに私、成績良かったんだよ) 。
ガッコを退学になってからは、また職探しをしていたのだが (その時はカミサンと暮らしていた) 、30代後半の職歴のない私に、まともな職などあるわけもなく (まともではない職は、あることはあるのだが・・・これについても、いづれ書きます) 、進学前と同じように言われ続けた。
その後、耳が今の状態になってしまい、就職をあきらめるのだが、それでも 『心を落ち着けて耳をすませば、聞こえるようになる。仕事と同じで、気持ちの・・・』 などと言われた
(医学的にプラトーであることを、かなり噛み砕いてわかりやすく説明をしたのだが・・・・。カミサンの両親だけではなく、どいつもコイツも本当に困ったもんだ) 。
10数年言っただけでは、
《 職にあぶれた人間=怠け者=本人が全て悪い 》 と言う、整合性の取れない論理は、彼らの中からなくなることはなく、私も次第に言う気がうせてきた。
しかし、それでもカミサンは言い続けた。手紙を書き、雇用情勢の実態がわかる本を贈り、何度も話し続けた (私は、ここ2年位の間、なんにも言わなかった) 。
その甲斐あってか、今年位からは、ようやく私に色々と言われることはなくなった。少しは理解してくれたのだと思っていた・・・。
以前贈った本を、もう読んでないだろうから、次の帰省の時にもらってこようと思っていた
(↓この本を、また読もうと思ったのだ。いい本は手元に置いておきたいし・・。)
(貧困の現場:東海林 智 著:毎日新聞社:2008) 。
友人とこの本をもらってくる話を、メールでしていたのだが、それを知ったカミサンに告げられた事実は、私を唖然とさせた・・。
カミサンによると・・・、
前回の帰省の時にもらって来ようと思っていたらしい。そこで、尋ねてみると 『捨てた』 と言われたらしい!!。
しかも、貧困で困っている人に対するボランティアをしている人たちは、 『どうせ、どこかからお金もらってる。お金もらっているのは、二大政党の政治家だけじゃない』
と、言っていたらしい!! (それが二大政党の政治屋を応援に行く理由だとすれば、かなりおかしな理由なのだが・・) (得にならないことに裏でお金を渡す企業があるのかよ!) 。
(カミサンは、私が悲しむと思い、言えなかったらしい。今回の帰省で私があまりにも “本をもらってくる事” を楽しそうに話しているので、言いたくはなかったけれども、打ち明けたらしい。)
つまり、それを捨てるって事は、
《 職にあぶれた人間=怠け者=本人が全て悪い 》 という考え方は、まだしっかり残っていて、しかも・・・、
《 私=怠け者=本人が全て悪い 》 って、いまだに思っているわけだ!。
明日からの帰省に対して、行きたくない気持ちで一杯になってきた・・。
他のウチの夫の話を聞くと、 『妻の実家に顔も出さない』 人も多いらしい。
私もそれを時々勧められるが、私にはそんな不義理な事はできんのだ。
前々から、向こうの親族でアルバイトやパートをしていた人は、ちゃんと “仕事扱い” されてたからなぁー。その時点で、言っても解らない人たちだとは思っていたんだが・・・。しかし、これまでの説明やお話は何だったんだろう・・・。ハナっから聴く気はなかったんだろうなぁー・・・。
しかし、毎回思うのだが、肩書きのある (権力やお金を持ってる) 人間の言う事は鵜呑みにするんだなぁー。
経団連のトップが、「(原発ゼロで)国内産業の空洞化が加速して雇用の維持が極めて困難になる」と言ったらしいが、
《そもそも、原発以外の発電だったら、国内産業がやっていけないわけか?》
とか、
《自分たちが率先して国内産業を空洞化にしてきたのに、何言ってんの?》
とは、思わないわけだ
(おかしな計算の二酸化炭素排出に関する一面広告を、全国の新聞に一斉に出したりしている時点で、怪しいとは思わないらしいからね・・)
。
帰省したら、これについて話を振ってみようかな。



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その前はアルバイトでなんとか食いつないでいた。
身を削ってアルバイトをして、やっと稼いだ年収は130万位であった。
家賃を払って、車の維持費を貯めこんで (田舎では、車がなければバイトにもありつけない) 、つつましい生活をしながら、必死で生きていた
(車は毎回もらいものであった)。
休日に時間をずらして、数社の面接を受け、毎週のように職を探し歩いた。
私たちの世代は、ちょうどバブルが崩壊した時に就職だった事もあり、簡単に仕事は見つからなかった。
そのため、私のような、まともな職歴のない人間もかなり存在すると思う (私の場合は、高校卒業と同時に、無認可の施設を作っていたので、まともな職歴がないのだが・・) 。
23歳の頃から、そんなギリギリの生活を続けていた。
経験していない人には、想像も付かないらしく、色々な人からその人たちの勝手な想像で、お叱りを受けた。
『本気で職を探していない』 とか、 『選ばなければ仕事はあるのに』 だとか、 『危機感が足りない』 など・・・まるでストレスをぶつけるのが目的のように、ねちっこく言われ続けた。
どいつもコイツも、私が状況を長々と説明をしても、次の日にはまた同じ事を言うのだ。
(仕事に対する偏見などについては、機会を改めて書かせていただく)
中でも、カミサンの両親には毎回、
『毎日遊び歩いて・・』
『仕事くらいしろ!』
と、言われていた。
私が、生活費をアルバイトで稼いでいる事は、
『そんなものは、仕事じゃない!』
と、言われていた。
ということで、 「生活のために一日14時間も拘束されてアルバイトをしている事」 や、 「就職活動をしっかりやっている事」 などを、何度話しても、聞き入れてもらえなかった
(私の説明の後は、毎回、よくわからない理屈や単語を並べて誤魔化されていた) 。
また、それを理由に結婚も認めてもらえなかったのだが、その事は無視して既成事実を積み重ねた。
資格を取りに進学すれば、『落第などしないように、これまでみたいな遊び半分の気持ちでやるなよ』
などと、何年にもわたって言われた (これまでは“遊び半分”なんかじゃないし・・・。それに私、成績良かったんだよ) 。
ガッコを退学になってからは、また職探しをしていたのだが (その時はカミサンと暮らしていた) 、30代後半の職歴のない私に、まともな職などあるわけもなく (まともではない職は、あることはあるのだが・・・これについても、いづれ書きます) 、進学前と同じように言われ続けた。
その後、耳が今の状態になってしまい、就職をあきらめるのだが、それでも 『心を落ち着けて耳をすませば、聞こえるようになる。仕事と同じで、気持ちの・・・』 などと言われた
(医学的にプラトーであることを、かなり噛み砕いてわかりやすく説明をしたのだが・・・・。カミサンの両親だけではなく、どいつもコイツも本当に困ったもんだ) 。
10数年言っただけでは、
《 職にあぶれた人間=怠け者=本人が全て悪い 》 と言う、整合性の取れない論理は、彼らの中からなくなることはなく、私も次第に言う気がうせてきた。
しかし、それでもカミサンは言い続けた。手紙を書き、雇用情勢の実態がわかる本を贈り、何度も話し続けた (私は、ここ2年位の間、なんにも言わなかった) 。
その甲斐あってか、今年位からは、ようやく私に色々と言われることはなくなった。少しは理解してくれたのだと思っていた・・・。
以前贈った本を、もう読んでないだろうから、次の帰省の時にもらってこようと思っていた
(↓この本を、また読もうと思ったのだ。いい本は手元に置いておきたいし・・。)
(貧困の現場:東海林 智 著:毎日新聞社:2008) 。
友人とこの本をもらってくる話を、メールでしていたのだが、それを知ったカミサンに告げられた事実は、私を唖然とさせた・・。
カミサンによると・・・、
前回の帰省の時にもらって来ようと思っていたらしい。そこで、尋ねてみると 『捨てた』 と言われたらしい!!。
しかも、貧困で困っている人に対するボランティアをしている人たちは、 『どうせ、どこかからお金もらってる。お金もらっているのは、二大政党の政治家だけじゃない』
と、言っていたらしい!! (それが二大政党の政治屋を応援に行く理由だとすれば、かなりおかしな理由なのだが・・) (得にならないことに裏でお金を渡す企業があるのかよ!) 。
(カミサンは、私が悲しむと思い、言えなかったらしい。今回の帰省で私があまりにも “本をもらってくる事” を楽しそうに話しているので、言いたくはなかったけれども、打ち明けたらしい。)
つまり、それを捨てるって事は、
《 職にあぶれた人間=怠け者=本人が全て悪い 》 という考え方は、まだしっかり残っていて、しかも・・・、
《 私=怠け者=本人が全て悪い 》 って、いまだに思っているわけだ!。
明日からの帰省に対して、行きたくない気持ちで一杯になってきた・・。
他のウチの夫の話を聞くと、 『妻の実家に顔も出さない』 人も多いらしい。
私もそれを時々勧められるが、私にはそんな不義理な事はできんのだ。
前々から、向こうの親族でアルバイトやパートをしていた人は、ちゃんと “仕事扱い” されてたからなぁー。その時点で、言っても解らない人たちだとは思っていたんだが・・・。しかし、これまでの説明やお話は何だったんだろう・・・。ハナっから聴く気はなかったんだろうなぁー・・・。
しかし、毎回思うのだが、肩書きのある (権力やお金を持ってる) 人間の言う事は鵜呑みにするんだなぁー。
経団連のトップが、「(原発ゼロで)国内産業の空洞化が加速して雇用の維持が極めて困難になる」と言ったらしいが、
《そもそも、原発以外の発電だったら、国内産業がやっていけないわけか?》
とか、
《自分たちが率先して国内産業を空洞化にしてきたのに、何言ってんの?》
とは、思わないわけだ
(おかしな計算の二酸化炭素排出に関する一面広告を、全国の新聞に一斉に出したりしている時点で、怪しいとは思わないらしいからね・・)
。
帰省したら、これについて話を振ってみようかな。

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