寝室 (和室) のスペースを確保するために、550円でテーブルを買って、キッチンで食事をする事にした事は、以前に書いた。
しかし、先にミルクや離乳食を終えている子どもが、私たちの食事中にやたらと騒ぐ。仲間はずれにされた気分なのだろう・・。
そのため、子ども用の椅子を購入することにした。
いずれ必要だと思っていたので、ずっと探してはいたのだが、私のことだ、一般に売られている賃金の安い国で作らせた “搾取製品” を買うつもりはない (買うって事は、容認している事だ!。できる限りでだが、買わないようにしている) (現地で直営工場をやっているのなら少しはマシだが、ほとんどはマル投げだからね) 。
それに、「作って (売って&買って) は、捨て (リサイクルだとしても) 」 の、この世の中の無駄な消費には賛成できかねる。
・・・・・と、いうことで、もちろん今回も中古だ。
見つけた椅子は、食べこぼしと手垢が混ざって、腐ってしまったような黒い塊が多数付いており、かなり躊躇したが、古い時代の良いつくりの品であるようだったため、購入することにした (あの汚さで1600円は高すぎだ!。蜘蛛の巣までオマケに付いてきた・・・・)。
座面に貼られたビニールのプリント柄から70年代以前のものだと思われる。
家に帰って、1時間ばかり磨くと、全ての汚れが落ちて、本来の艶が蘇った。
私の目に狂いはなかった。

座面を固定する部分と、ステップの補強パーツの部分に、あわせて7本の木ネジが使用されているだけで、全体的に丁寧にホゾ穴とホゾを切り出して仕上げられている、職人技が光る一品だ。
こういう造りのほうが、今のネジ止めで作られたものよりも、はるかに長持ちする。
材料だって、一枚ものの木だし・・ (最近の物は、何を見ても 「集成材」 だからね・・) 。
更に長く使えるように、座面には革を貼る事にした。
今回は、以前作ったブーツの革がちょうどいい大きさで余っていたので、それを使用する事にした。2.5mm厚なので、かなり丈夫だと思う。

釣り込みは、靴の時と同じく (私は使っていない) 接着剤を使わず、釘で釣り込んだ後に木ネジで固定し (タッカー持ってないので・・) 、釘を撤去した。
傷はそのままにしておいたほうが良さそうなので、リペイントはしない。
※※2018年4月27日に、手違いで、転落防止のパーツの画像が消去されました。すみません。※※
転落防止のパーツは、帽子に使っているツイルを使用し、中古の抱っこひもから解体したパーツ (ベルト・バックル・スポンジシート・メッシュ生地・芯材) を流用した。
座面の上のパーツには、ねじれ防止に芯を入れて、その上からスポンジのいわゆるアンコを入れた。
フンドシ部にもスポンジシートを入れ、内側はメッシュ生地とし、座面パーツから立体に成型して立ち上げた。
各パーツの位置は前後に自由に変えて、固定する事ができる。
※※2018年4月27日に、手違いで、転落防止のパーツの画像が消去されました。すみません。※※
しかし、7時間くらいかかってしまった。その間子どもはずっとカミサンに見てもらっていた。
食事も摂らずに、かなり慌てて急いで作業したのだが (スナップボタンなどは、位置も測らずに打ち込んだために、ずれているし・・) 、これくらいはかかってしまう。
そういえば、夏直前にタオルケットの敷き布団カバー2枚を解体して、子ども用のを3枚作ったのだが、その時も結構な時間がかかったなぁ。
毎日の生活に追われて、必要なものすら満足に作れていない。
まだまだ作りたいものが沢山あるのに・・・・。

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